Instagramを、始めようとした。
私は、Instagramをやったことがない。
始めようとしたことはあった。せっかく流行っているのだし、挑戦してみるのもありではないか、と。
何より、未知なるものに惹かれるのは知的好奇心を持つ人間の性(さが)である。
しかし、叶わなかったのだ。インストールしようとした瞬間、ある根元的な感情が私を襲った。“恐怖”だ。
まずはアプリのアイコンから見ていこう。
我々と馴染みの深いTwitterは、こうである。
青い背景に、純白の鳥。小鳥の囀りをイメージしているであろう。シンプルかつ味のあるデザイン。
続いてLINE
鮮緑に浮かび上がった白い吹き出しは、それだけで我々にこのアプリがどのような用途で使われるかを理解させる。これならばアプリを探す際にも困ることはない。
そしてInstagram
お分かりいただけただろうか。
だってもうこれ、違うじゃん。
なに?この薬物常習者が見る幻覚のようなカラーリング。
これを目にするや否や、僕の足は竦んでしまった。体の中の、本能により近い部分、遺伝子の奥深くで警鐘が鳴り続けている。
このアプリは、ヤバい。
何がヤバいって、とりあえずヤバい。
世のパリピ卍と呼ばれる種族は、一体何故これを平気で扱えるのだろうか。奴ら実は新人類か何かなのではないか。突然変異した遺伝子とそれにより獲得した形質で、世界征服を企てているのではないか。このInstagramというアプリは、その足掛かりとしてパリピ卍が送り込んできた尖兵なのではないか。
ここまで来たところで、私はようやくパリピ卍の裏で暗躍する巨大な組織の存在と、それによって世界に迫る危機に気が付いた。
ここで今一度、Instagramのロゴを見ていただきたい。
何かに気付かないだろうか。そう───
フリーメイソンである。
ソーシャルネットワーキングサービスを介した全人類の情報管理。そしてそれを利用した世界情勢のコントロール。
ね、聞いたでしょ?
いやぁもうこれヤバイでしょ。
やりすぎのカメラはもうここまで来ちゃってるんだよね。
我々はもうここまで来ちゃったってわけ。
人類の選別は既に始まっちゃってるんだよね。
パンドラの箱は既に開かれちゃってるってこと。
あとゾルタクスゼイアン。
信じるか、信じないかは、あなた次第。